今年も正月に凧上げやハネつきを見ることはありませんでした。小さい頃、たんぼの藁堤の陰に腰をおろして、寒い中を何時間も凧を揚げていたことを思い出します。何が面白かったのか未だによくわかりません。 フランクリンは実験のために凧を揚げたとか、CQ誌には凧でアンテナを揚げた記事がありました。 電気・電波の世界には面白い凧上げの「理由」があるかも知れません。 当クラブは46歳になりました。結成当時あるいは初期のクラブを支えていた先輩方が、継続的にあるいはカムバックして活躍していることは素晴らしいことだと思います。 「継続は力なり」という格言がありますが「継続」するには「それなりの力がある」というでしょう。50歳を元気に迎えるよう今年も楽しく行きましょう。 県支部では「ねんりんぴっく」特別局はパスしましたが、「国民文化祭」の特別局は開設することになりました。茨栃合同ミーティングは稲敷市浮島です。賀詞交歓会は県西・古河担当となりました。 クラブ事業は力量に合わせてこれらとうまく組み合わせていきましょう。 本年もよろしくお願いします。 *遊び::タイトルの背景色は、カラーコード"#AC2008"(西暦2008年)にしてみました。
・支部長歴30年で表彰を受けた。皆さんのおかげ。(やらされた) ・岡山総会の議長を努めたり、今回は公益法人委員に就いた。 ・太陽黒点は不活発なようだが「電波が飛ばない時」の楽しみ方もあろう。 原会長 ・公益法人問題では、国は何万人も会員がいる団体はいらない。200人以下との 基準があるようだ。仲間の集まりは任意団体か株式会社でと。 ・太陽黒点は1月6日に本物が現れたがどうなるか。サイクル23の残りとも、24の 始まりとも議論がある。 ・7MHzの200Khzまでは2009年OKだがそれ以上の拡張問題は、短波放送のデジタル化 問題が持ち上がり棚上げになってしまった。 ・135KHz2KHz幅が割り当てられたが、波長2200mをどう使うか。ヨーロッパでは 大西洋越え通信をやっているようで、楽しみ方はいろいろあるだろう。 林地方本部長 ・公益法人問題では、いかなる形になろうと、会員の権利と受けるサービスは確保 する基本方針。 ・関東UHFコンテストに参加してほしい。総会は高知県。 大野栃木県支部長 ・茨城とは仲良くやってきた。茨城へ出かけるというより、我が家へ帰るような 気持である。
不自然な音声は要注意 SSB帯を聞いていると、つぶれていたりパンチの利いた音声で、こちらのSメータが音声に従って素直に動かず、振れっぱなしであんまり動かない電波があります。こんな電波はたいていスプラッタをまき散らしています。ダイアルを回して上下の周波数を聞いてみると、3KHzも離れればほとんど何も受信されなくなるはずなのに、5KHz離れても、ひどい局は10KHz離れてもパリパリ・モガモガ聞こえます。いわゆる「サイドが広がっている」状態です。 音声が汚いだけでなく他局に迷惑をかけます。もちろん、無線設備規則違反です。 原因はリグの「電力増幅段の過大励振(オーバードライブ)」です。 強い電波を出そうとマイクゲインを上げ、送信部の終段増幅器に過大な信号を送り込んで飽和させ、猛烈なひずみを発生させるのです。 出力メータは平均しか指示しない
電流計を使ったものは指示機構が重くて、とても音声周波数には追随できず「平均値=ピークの1/3〜1/2」を表示します。だから、表示の3倍の電力が出ているととらえる必要があります。口笛を吹くとよくわかります。
過大励振をしないために 真空管時代は「ALC電流が多すぎない範囲」という目安がありました。現代の半導体リグでも基本は「ALCがかかりすぎない範囲」のようです。まずこれを守ってマイクゲインを調節することです。 が、出力を調節(下げる)機能を持ったリグの中には、ALC回路と重複していて出力を下げると、ALCがすごくかかったように表示されるものもあり、過大励振が判りにくいことがあります。 このような場合は、最大出力でALCかかかりすぎないようマイクゲインを調節し、その位置を変えないで出力ダウンすれば大丈夫でしょう。 更には交信相手にチェックしてもらうのもいいでしょう。ただし、相手は「ノイズブランカ」をOFFにすること。超ローカルだと受信機の感度抑圧や混変調などでチェックが難しい場合があります。入力をしぼる必要があるでしょう。 高周波のまわりこみ どこをどう回ってくるのか、自分の出した電波が回りこんで電波を汚くします。音声に従って「ガガッガガッ」とノイズが聞こえサイドバンドも広がることもあります。 マイクケーブル・アースライン・アンテナケーブルやコンプレッサ・キーなどのアクセサリケーブル・電源ケーブルなど経由したり、複雑なメカニズムで「回り込む」ようです。 きれいに整理するしかないようです。私の場合はアンテナコネクタ近くの同軸ケーブルに、パッチンコアを3個いれたら止まったことがありました。 FMの場合 AM系とちがいマイクゲインを上げたり怒鳴ったりしても、IDC回路により「過変調」は避けられます。が、IDC回路で音声振幅が抑え込まれるので、自然感を失った非常に「ひしゃげた声」になり了解度が落ちます。「美声」とはいかないまでも「元の声」が届くように心がけたいものです。
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