2004年  1月号
 古河アマチュア無線クラブ

JARL登録 14-1-9 クラブ局 JH1ZSB
 代表:JH1WFK 事務局:JA1DKL 編集:JH1WFK 

アマチュア無線は「デジタルも」時代
趣味の世界は何でもありで
                               会長 深津義徳 JH1WFK

 あけましておめでとうございます。
年明け早々にJARLでは東京・名古屋・大阪地区で、D-STAR計画による、デジタル通信中継局の免許申請がなされました。

 従来、パケットやRTTYなど「符号通信」のデジタル信号は実用化されていましたが、これからは「音声・画像」もデジタル化して送受する時代になります。多段中継やインターネット経由をも前提にする、今までにないアマチュアの通信を実現します。
かつてパケットが始まったとき、「無料でパソコン通信ができる」魅力で、パソコンマニアがアマチュア無線の世界に流入したことがありました。
今度も新たな層の「獲得」があるのでしょうか。

 さらに、インターネットを使った「アマチュア無線もどきの通信(Chat)」が、広まっています。
どちらも、その好き嫌いはともかく、新しい技術の利用は意義のあるものでしょう。

  一方、アマチュア無線技士の資格に「CW不要」が世界的潮流になっています。日本も時間の問題と思います。「必要」ではなく「好き者がやればいい」となります。
そうなると4アマにHF帯20Wの免許が可能になるかも知れません。
「新しい技術を使って、楽に確実にQSOする世界」と「苦労して不確実・非効率なQSOに血道をあげる世界」が、ますます混在してくると思います。
どちらが「正道」なんて決め付けないで、趣味の世界、趣くままに楽しみましょう。

 アマチュア無線はプロの世界のように「効率的なデジタル化」へ一方的に流れるのでなく、「アナログな部分」を十分残して行くのであって「デジタルも」という表現をしました。
私はレガシー調で「少し」CW重点に今年は楽しもう(苦しむ?)かと思っております。

 市町合併問題は、「記念運用」を楽しみにしているだけに、丸く収まって欲しいと思います。
また、世界的に殺伐とした状況が広がっているようにも思います。世界のアマチュア無線家が連携して、平和を実現するのは夢のまた夢でしょうか。

 本年もよろしくお願い致します。

呼ばれることはいいことだ  十王町・粟野町移動運用

 JA1DKL JA1PEZ JJ1BWG の3人は、予てから計画していた「移動運用」を実行。
10月6日は茨城県でも運用の少ない多賀郡十王町(1郡1町)パノラマ公園。ここは常磐道十王トンネル真上にあり、かなりロケーションのいい場所。
7MHzにて個人局を運用し、普段はQRVがほとんどない地区なので、かなりのパイルアップを受ける。
約3時間で150局とQSO。
10月20日はフィールドディでお馴染みの栃木県上都賀郡粟野町前日光県立自然公園。
十王町同様に天候に恵まれ、7MHzでそれぞれ個人局運用。約3時間で120局とQSO。
電源はどちらの移動もJA7MVI所有の発発が活躍。

クラブ事業報告11〜1月
永井路子さん 生い立ちを語る   文協 文化講演会 11月15日 スペースU
文化講演会(部会長JA1ATK)は、古河市の名誉市民になられた永井路子さんの記念講演「私の中のふるさと古河」であった。
東京に生まれ古河で育ち、文学の世界へ傾注されていく過程を、さまざまなエピソードを交えて語られた。
同日、名誉市民称号記念パ^ティーが催され、文協役員としてJA1ATKが参加した。
あったか鍋と新鮮魚のから揚げ  クラブ忘年会 12月6日
恒例になった忘年会。クラブ員ゆかりのお店で、ゆったりと鍋料理とJQ1EKY自慢の「獲りたて魚のから揚げ」を賞味しながらのアイボールQSO。
直前にTV放映された「オーロラの彼方に」は「受信機にマイクつないで電波だしてた。」とか、JA1QAI建設予定のクランクアップタワーをだしに、1年の慰労と新年へのアクティブな「なだれ込み」を約した。16名参加。
TNX JO1DWH JQ1EKY
生演奏つき新年会  文協「新春初顔合わせ会 1月10日 リンクスレストラン
夕やけが美しい古河リンクスレストランに、50名近い文協各団体会員が集まり新年会が開催された。
今年は吹奏楽関係の仲間から、キーボード奏者を招いてフルートとのアンサンブル。コーラス部のリードで全員の歌い初めと和やかに親交を暖めた。
団体PRでは「当クラブは古河・総和・三和のメンバーが中心に仲良くやっている。合併問題は色々あるようだが、まるく収まるよう期待する。」と述べておいた。
クラブより3名参加。

3.8MHz帯の拡張が早い?
JARL茨城県支部賀詞交歓会

 1月17日(土)北茨城市においてJARL茨城県支部の賀詞交歓会が行われ、原会長の挨拶の中で「昨年、永年の希望であった7MHz帯の拡張が決まったが、実現に少し時間がかかる。一方で3.8MHz帯の拡張運動も進められており、こちらはいろんなところが使っているがスポット的である。飛び飛びになるかも知れないが、案外早くアマバンドが拡張されるかも知れない。」という情報をもたらしてくれた。
 また、林関東地方本部長からは「アフリカでの海外運用を企画している。茨城からも積極的に参加して欲しい。」との話があった。
 会は23回を迎え、根本支部長は「ここまで来たら25回まではやろう。」と宣言。
当クラブからは8名参加。全体で45名。来年は1月22日、鹿行地区での開催。
詳細は支部HPで。

 県西地区 フィールドミーティング

   日時=2004年3月7日(日) 10:00〜15:00(雨天中止)
   場所=結城市久保田 鬼怒川河川敷 栄橋下付近
   内容=フリーマーケット・バーベキュー/鉄板焼・SSTVデモ・ARDF練習・抽選会 等
   会費=¥1,000 (18歳以上 未満無料) 当日徴収
   申込=2004年2月26日まで クラブ単位・個人 人数・連絡先をJH1WFKまで。
   誘導=439.56MHz(結城レピータ)
   ** 県西の打ち合わせが持たれ詳細が決まりますが、いろいろ手が必要なので、
       よろしくお願いします。
       バーベキューまたは鉄板焼き器具の提供が必要になると思われます。


 第11回 古河熱気球大会

   期 日=競技フライト:3月27日(土)28日(日)(競技3回と賞品レース1回予定)
          係留フライト:3月6日〜4月4日 土・日・休日
   場 所=リバーフィールド一帯  総合公園 
   支 援=計測班3班 状況把握 天気図DL (1回13名必要)
   特別局=今回はありません 桃祭りも含めJH1ZSB又はJA1YRLで記念カード発行。 
   宿 泊=競技前日よりスポーツ交流センターの1室確保。10名宿泊可。
   工 事=1週前にアンテナ工事は可能。
   *今回は「桃祭りのイベントの一つ」として組み込まれました。(従来は「協力」関係)

  2月15日(日)予定の、クラブ定例ミーティングで詳しく打ち合わせをします。

古河・総和・三和のアマチュア局数  我がクラブの組織率は???

 インターネットは便利な道具。総務省の無線局免許情報検索ページを、アマチュア無線家が便利に使えるようにサポートしてくれるページがあります。
コールサインで一発免許情報が検索できたり、地区コードを入れればその地区のアマチュア局コールサインがズラーと出てきます。 http://youkai.net/search/
そんな機能を使って古河・総和・三和のアマチュ局数を調べてみました。(1月10日現在)
一人で複数の同一コールサイン(固定した局と移動する局)の局は判明しますが、別のコールサインでは免許人が伏せてあるので判りません。又、常置場所が別地区にあり「移動」でこの地区にある局(例 JA7MVI JM7ELL)はカウントされていません。
地 区局 数人 数会員数組織率
古 河199189280.15
総 和154152140.10
三 和14414280.06
合 計497483500.10

局数と人数の差は、一人で複数局を持っているため生じる。
会員数はそれぞれの地区の正会員+家族会員。(2003年5月名簿に補正)
組織率は[会員数÷人数]
会員数は3地区のみカウントしており、他の地区在住の会員を含んでいません。(総計は75名)

 意外と局数が多いと思われたでしょう。実際に運用している人は減るでしょうが、クラブ員増強の可能性があるのではないでしょうか。

ちなみに、近隣のアマチュア局数は、結城市253、岩井市191、水海道市154、八千代町99、下館市229、下妻市95、小山市674でした。

会員あれこれ
JA1QAI:ついにクランクアップタワー完成。ますますアクティビティが上がるか。
JA1ECS:俄然CW熱あがる。日高式CW練習機製作を決意。巻き添え募集中。
JH1WFK:ボケ防止にCWに傾注。日高式練習機製作になびく。
JI1WLB:デスクトップPCをレベルアップ。しかし、仕事の関係でOnAirは相変わらず。
JA1KCL:元7L3BZOです。ハンディ・モービルでたまに出ています。
JA7MVI:JA1BANでも出ています。

日高式CW練習機製作者募集
 ハムフェア自作品コンテストで優秀賞1席に輝き、CQ誌2002年9月号に掲載されました。
日高さんのHPに詳細な紹介がありますが、単純に符号が出力されるのでなく、段階的に練習できるようにプログラムされ、携帯できる点が優れものです。マイコンの容量の関係で欧文と和文が別プログラムになります。 部品代は\5〜6K程度です。製作数が多ければプリント板を作ることも可能です。作ってみたい方はJH1WFKまで。

編集後記 1月号は県支部の賀詞交歓会での新情報を待つため、月末発行になってしまいます。できるだけ新しい情報を届けたいということでご理解ください。

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