2003年  11月号
 古河アマチュア無線クラブ

JARL登録 14-1-9 クラブ局 JH1ZSB
 代表:JH1WFK 事務局:JA1DKL 編集:JH1WFK 

強力電磁石・製作教室に人気
総和町青少年のための科学の祭典

 11月8日(土) 総和町総合体育館を中心に恒例の「青少年のための科学の祭典」が開催され、当クラブは5回目の出展をした。
 今回は新しい試みとして「電子工作教室」を開催、CQ誌に紹介された簡易低周波発振器を題材にした。この発振器は部品が少なく工作が楽であり、応用範囲が広いのでいろんな「遊び=実験」に使える面白さがある。
 事前の打ち合わせでは参加者の募集・選抜についていろいろ配慮して手を打ったが、結局「最初は誘わないと集まらない」ことになったり、せっかく渡した整理券の指定時刻を守らない子が居たりして結構混乱した。空いた席へ順次誘導する「ハムフェア方式」がよいのかも知れない。(文化祭では適用)
工作が始まると「何作ってんの?」と寄ってきて「僕も、私も」と1時間もしないうちに整理券は「売り切れ(無料)」。20セットの予定が22セットの実績になった。
 工作でスペースと要員を食うので、他の展示は「磁気」と、野外でできる「ARDF体験」に絞った。
JR1EZW提案の「強力電磁石」は、JS1XIC準備の足場パイプによって「ぶら下がり」環境が出来上がり、大勢の子供がぶら下がり、電磁石の力の不思議を体験。「太め」の子はさすがに磁石も持ちこたえられず・・。電池がマンガンしか準備できなかったが、Ni-CdやNi-Hなら重い子も大丈夫だったと思われる。
この脇ではおなじみのJA1QAI作「おきあがりこぼし」「手回し発電機」の展示をした。
ある小学校の校長先生が「電磁石の性質」を実験してみせるために、「強力電磁石」と「起き上がりこぼし」などの貸し出し協力の申し入れがあった。
 ARDFについては午前の部に3名参加のみであった。PR方法に工夫のいるところ。
 なお、会場では総和工業高校が「電子工作」マイコンPICを使った「電子さいころ」を 出しており興味を引いた。JI1WLBが教師にコンタクトを取ったところ、工作教室のような企画があれば協力いただけるとのこと。サンプルを1台いただいた。
クラブ員13名参加。



雨にまいった 古河市民文化祭公開運用

JH1ZSB運用
 11月9日(日) 今年は総合公園の管理棟展示室を使用するため「よかんべ祭り」を避け、この日程にした。ところが、お天気の神に見放されたか「雨降り」となって、普段は大勢訪れる総合公園がまったく人気のない広場になってしまった。
文化祭の50回記念ということもあり、従来の「公開運用」だけでなく「電子工作」「模擬ハム局運用体験」のコーナを設けて張り切っていただけに残念であった。
工作コーナー
「電子工作」は、前日の科学の祭典と同じAF発振器、「運用体験」はダミーアンテナをつけた2台のHFトランシーバを使い、1台は体験者用として展示室の入り口近くの通路、1台は室内の入り口から離れた場所に設置しクラブ員が応対する段取り。
準備完了し10時のOpen時刻には、かなりの雨になってきた。フリーマーケットの中止という情報が入る。
それでも「広報を見た」という親子が現われたり、遠足にきた子供を「捕まえて」寄って貰うなど奮闘。
 衆議院議員選挙投票日とも重なり、クラブ員も早く投票を済ませたり、このイベントが終わってから投票に出かけたり。
結果として「電子工作」は5名、「模擬運用」1名、「JH1ZSB運用」40局という「成果」であった。
 クラブ員14名が集い、アイボールQSOを楽しんだのは言うまでもない。
(文化祭50回記念を祝し、JH1ZSBの記念QSLカードを発行。)
この雨じゃ・・・ アイボールQSO 普段話せないことを

抵抗が違う! 電子ピアノ製作   子供科学塾 9月27日 古河東公民館
今回は電子ピアノ。「規定の抵抗がない!」というトラブル。しかし、実体はメーカーがキットのバージョンアップで抵抗値を変えたが、説明書のカラーコードを変更するのを忘れていたのだ。回路図と部品表には変更後の抵抗値が記入されており事なきを得た。
参加者は24名。一つの机に4名でゆったりしたスペースがとれ、安全面でもよい環境だった。講師はJR1EZW 12名で支援。
予備知識十分で東照宮参観  文協交流会 10月4日
今回は行事のジョイント企画で、前もって「藝術講座」で東照宮禰宜さん(「東照宮の秘密」などの著書がある)の講演を受けての参観。バス3台で100余名の参加。講演と同じ禰宜さんが説明についてくれた。2時間半をたっぷりと使った詳しい説明に感謝。
午後は栃木県の文化施設になっている「日光御用邸」を見学して、ほぼ予定通り帰着。  6名参加。

電波形式表示と免許状表記  申請用紙は変更なし

 前号で日本のアマチュア局についても来年1月13日より、1979年に国際的に決められた電波形式の表示を適用することになったこと。さらに、免許状に記載される電波形式が複数の形式をまとめて略記号になることをお知らせしました。
略記号については開局/変更申請書の事項書[ 希望する周波数の範囲・空中線電力・電波の形式 ]にも適用されます。
しかし、工事設計の送信機の[ 発射可能な電波の形式・周波数の範囲 ]は、従来通り個別の電波形式(新記号)を記載しなければいけません。
そのうちに大きなCPUを組み込んでSSTVやらPSK・RTTY何でもござれのトランシーバが出るでしょうが、そうなったら略記号が適用されるかも・・・。どうせ技適機種だろうからナーモ書かなくてもいいですね。
 申請用紙は今のものがそのまま使えるとのことです。
JARL NEWSには詳しく解説が載っています。CQ誌にも載ることでしょう。よく読んで、間違いのないようにしましょう。


 クラブ忘年会案内
   12月6日(土) 18時 くいしんぼ 会費:\4,000(予)
   参加申込:11月末まで JO1DWH JQ1EKY JH1WFK まで (その後の追加 応相談)  


 茨城県支部 第23回賀詞交歓会
   日時=2004年1月17日(土) 受付17:00〜 開宴18:30
   場所=磯原シ−サイドホテル 北茨城市 0293−42−0213
   内容=諸挨拶・懇親(混信)・お土産交換会 など (一人一品お土産持参のこと)
   会費=宿泊¥13,500  日帰¥8,500 (前払い)
   申込=12月20日まで クラブでまとめます。JA1DKLまで会費を届けてください。
   誘導=145,28MHz(FM) 439.66MHz(北茨城レピータ) [えんがいくらぶ]
   ** 周辺にはいくつかの観光スポットがあり。当日か翌日に訪れるのもよいでしょう。


 県西地区 フィールドミーティング
   日時=2004年3月7日(日) 10:00〜15:00(雨天中止)
   場所=結城市久保田 鬼怒川河川敷 栄橋下付近
   内容=フリーマーケット・バーベキュー/鉄板焼・SSTVデモ・ARDF練習・抽選会 等
   会費=¥1,000 (18歳以上) 当日徴収
   申込=2004年2月26日まで クラブ単位・個人 人数・連絡先をJH1WFKLまで。
   誘導=439.56MHz(結城レピータ)
   ** バーベキューまたは鉄板焼き器具の提供が必要。



特別局/クラブ局 後始末  ログはあとの処理に気遣いを! JH1WFK

1.QSLカードが届いたら 
「一方的に送る」ことにしているが、国内・国外から結構カードが届く。QSL TNX はほっておいて、PSE QSL とか、QSL情報を何も書いてないのはログと照合する。大半はデータが合うので「そのうち着くだろう」とほっておく。しかし、中にはコールサインが違っているものもあり、ログを訂正してカードを発行する。[2nd Request]なんて書いてあったこともある。
外国からSASEもよく来る。返信用封筒が外国規格で小さく、カードが入らないので日本規格の封筒に入れて出す。宛名・差出人は打ち直し。
PCログは検索が楽だが、コンテスト参加ログは紙ログなので照合に時間がかかる
どういうわけかヨーロッパの局に1時間ずれていることがよくある。サマータイムでも使っているのかな?。
2.ログデータの誤り
パソコン入力の固定項目設定をサボって、前に使った人のままにしていたり、手書きログをキチンと書かないため入力を誤ってしまう。また、各人の最終チェックもれがある。
使用リグ、運用地、オペレータ名等。
事務局側でもチェックするが、判定できないミスはそのままになり、カードに印刷される。誤りによっては、HFのリグでVHFの交信をしたことになってしまう。
JH1ZSB宛にJH1ZSBからカードが届いたことがある。一体どうやってQSOしたんだろう。JH1ZSBには各バンドのリグは2セットずつあるけれど・・・。
3.あとで処理する人のことを考えて
紙ログについては、誰でも解る文字を書くのは当たり前として、ヘッダー部の日付・オペレータ、及び、データ部の周波数・電波形式は全ページに記入すること。
大勢の運用した紙ログが集まってきたとき、ページが揃ったままとは限らないし、バラけることもある。後処理をする人は大変な量のデータを扱っている。
データをPCに入力するときも、何らかの理由で紙ログを確認するときも「あるページが、前後の関係を調べないと日付やオペ・バンドがわからない」のは困る。「そのページを見れば全てが判る。」ようにして欲しい。ログ用紙の様式はそうなっている。
この2年間ほど特別局やクラブ局の、運用のまとめ、QSLカードの処理をしてみての感想です。JA1DKLさんJH1NXUさんのご苦労がわかりました。

JH1ZSB 2002年の実績[訂正] 1月号の記事を訂正します。
7N2OXJ7 JA1DKL20 JA1ECS17 JA1HHF1 JA1PEZ90
JA1QAI297 JA7MVI345 JH1NXU113 JH1WFK1 JI1WLB1
JJ1BWG2449 JR1EZW1 JR1GSR2 JS1XIC20 Total3360

編集後記 ちょっと早いですが「よい新年をお迎えください。来年も頑張りましょう。」

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