2002年  9月号
  古河アマチュア無線クラブ

JARL登録 14-1-9 クラブ局 JH1ZSB
 代表:JH1WFK 事務局:JA1DKL 編集:JH1WFK 

ワールドカップ特別記念局 古河市/結城市で運用
8J1C 10日間で2980局と交信

 6月21日から6月末まで、ワールドカップを記念した特別記念局 8J1C を当クラブ担当で古河市と結城市で運用。16人のオペレータにより、内外2,980局と交信をした。
 この記念局は競技開催県に1局ずつ、全国で10局が開設された。茨城は8J1Cが割り当てられ、5月1日から2ヶ月間運用。土浦・新治・潮来・鹿嶋に続き、最後の10日間を当クラブが担当したもの。おかげで「新鮮さ」がなく、ちょっと「引き」が悪かったとの評も・・・
行政当局の粋な計らいで「サフィックス1文字」のコールサインが初めて指定された。(DXerからは特別局への指定を以前から希望していたようだ)
同時開催の韓国でも特別局が運用されていた。
運用風景
ただ、大会そのものが「商業主義の塊」みたいなものと「テロル/フーリガン対策」なるもので、ロゴ・マーク等の使用制限や局の呼称規制、会場近辺の厳戒体制等で何かと窮屈な運用・運営であった。
ともあれ、世界的イベントの記念局が地元で運用できたことは喜びたい。
 なお、茨城全体の交信数は15,784であった。
 また、大会を記念してJARLでは「サフィックスCアワード」を発行。当クラブでも何人かが取得した。

[オペレータ別交信実績]
JA1ATK 89 JA1DKL 55 JA1PEZ 61 JA1QAI 500 JA7MVI 282 JE1EUP 14
JH1NXU 316 JH1WFK 311 JI1WLB 14 JJ1BWG 885 JM7ELL 3 JQ1EKY 51
JR1CSI 15 JR1EZW 1 JR1GSR 14 JS1XIC 513


[[ 特別記念局と特別局の超概略解説]]
特別記念局:国家的/全国レベルのイベントやエポックを記念。JARL費用負担。
特 別 局 :地方/県/市町村レベルのイベントやエポックを記念。申請者費用負担。



女子ソフトボール開会式 古河市民球場
 平成14年度全国高等学校総合体育大会(2002年茨城総体)が8月1日から20日まで県内各地を会場として開催された。
2300局稼いだJJ1BWG
古河市では女子ソフトボールが8月1日(開会式)から5日まで熱戦が繰り広げられ、これを記念して、当クラブでは特別局8J1IHSを運用し、古河市/結城市(卓球)で3500局にサービスした。
QSL Card
 このコールサインのサフィックスはCWで送信すると短点ばかりで、おまけにプレフィックスのJ1が似たような符合のため、受信しづらい面があったようで、確認された事がままあったようだ。
 HF/50MHzのコンデションが余り良くなく、各オペレータは苦闘したが、結果的にはまずまずの実績となった。残念ながら1200MHzは実績0に終わった。
オペレータが10人で少ないように思われる。もっと会員皆さんが運用してよかったのではないか。平日夜間は設備の持ち回り可能としたのでもっと活用できたのでは?。
クラブ員だけでなく、JARL会員はもちろん、会員以外もゲストオペで運用できるので この点の活用も要検討。
 開設にあたり、根本支部長、JARL運用課青木課長・宮本氏に大変尽力頂いた。
OP1.93.5710141821242850144430Total
JA1DKL


72



102


23


197
JA1HHF


8
5
36
4






53
JA1PEZ


128



18


18
2
9
165
JA7MVI

3
103









106
JH1NXU
10
20
78



56


3
12
10
189
JH1WFK


21



11
3
5
42
22
1
105
JJ1BWG


1917



274


88

118
2397
JQ1EKY










128
55
183
JR1GSR









3


3
JS1XIC






118





118
SUM
10
23
2327
5
36
4
579
3
5
167
164
193
3516



クラブ事業報告5〜8月  (特別局運用は別項)
 5月18−21日 総会ツアー 岐阜市
本隊7名は自動車で周遊。総会参加を挟んで、郡上八幡、ライン下り、長良川鵜飼、明治村、名古屋城「見学」と例年になく忙しい日程。
いくつかの別動隊と総会会場でドッキング。
おおのくらぶからは残念ながらJH9DWT+XYLしか来られず、時間の関係でJH1NXU JH1WFK +JH1UBUのみがアイボール。
 6月22日 子供科学塾 東公民館
今回は「学校の土曜休日対策」として位置付けられ、地元新聞社の取材があった。
工作はおなじみのメロディークロック。JA1ECSの明快な講師ぶりではんだ付け講習から始まる。30人のちびっこは予定の時間にほぼ全員OK。小2女の子の1台がてこづる。音量・音質がおかしい。「確かこの子のはテストで動作していたはず」・・どうやら「兄貴」に取り替えられたか、いじられたようだ。シクシク泣き出す始末。スピーカが変形していて修復してOK。15名出席。
 7月27−28日 アマチュア無線交流会 涸沼自然公園
 今年は「アマチュア無線交流会」と銘打って、従来の支部大会とフィールドミーティングを合わせた形で開催された。当クラブからは子供を合わせて21名が参加。全体の1/3近くを占める。人気の「そばうち」は名人JQ1EKYがインターハイ準備のため開店できず、多くの参加者から残念がられた。
それでも参加者一同、模擬店・カレーライスの食卓などを楽しんだ。JA1QAIから野菜、JR1GSRからお米の差し入れがあった。TNX!

茨城県支部ホームページ
 8月24−25日 ハムフェア ビッグサイト
今年は東京ビッグサイトへ戻っての開催。期間は2日間に短縮。
期間中多数の古河会員が訪れた。JARLコーナー要員としてJA1ECS JH1NXU JH1WFK、出展者としてJA1HHF JO1FSDがそれぞれのブースで活躍。

 8月31日 非常通信訓練 県内全域
今年は、従来の地区ごとの訓練電文伝送方式をやめ、県庁設置局との直接交信方式に切り替えた。新方式のためか、訓練方法が徹底しない面があり、一部運用に不具合が発生。当クラブからは、JA1HHF JI1WLBが参加。最終的には両人とも訓練電文を送ることができたが、県庁局の統制が一部うまくいかず、訓練参加者が困惑した。
なお、同時間帯には日立市にて総合防災訓練が実施され、訓練会場と県庁局との通信訓練も行われた。




PLC(Power Line Communication)の周波数拡張は困難
「電力線搬送通信設備に関する研究会」が結論

 「電力線搬送通信設備に関する研究会」(第5回)(最終回)が7月31日に総務省において開催され、現在の技術レベルでは電力線搬送の周波数拡張(20MHz付近まで)は、既存の無線通信に有害な混信を与えることから困難、という結論を出しました。
電力線搬送は、これまで電力会社内の通信用に400KHz以下の周波数を使っていたが、これを20MHz付近まで広げて、インターネット用の高速通信路に使おう(一般家庭まで!)というもの。無線関係者から見れば「無謀」な考えだが、この結論が出るまでかなりの時間と費用が費やされたようです。
ともあれ、当面は「HFが使い物にならなくなる」危機は避けられましたが「研究のための実験」余地は残されており、電力業界が「企て」を放棄したわけではありません。
欧州では電力線のかなりの部分が地下に埋設されているにもかかわらず「No」となっているそうです。
詳しくは、JARL NewsやCQ誌等に紹介されています。

古河市で総合防災訓練
当クラブも参加団体として参画
9月6日 実行委員会にて大筋の計画が決定。
平日ですが、できるだけ参加を!。
日時:10月18日(金)08:30開始(終了12:00)
場所:総合公園駐車場
想定:直下型地震 M7 震度6
部門:非常通信(状況把握)
クラブ定例ミーティング
日時:9月29日(日)19:00-21:00
場所:東公民館 2階
内容:報告事項や行事の打ち合わせ中心ですが、できるだけフリーの話し合いをしたいと思います。話題の提供をお願いします。
(別途案内) de JH1WFK
会費は9月末までにお願いします。

<< 当面のスケジュール >>
09/29(日)11:00茨城県支部代表者会議東海村
JH1WFK
09/29(日)19:00KARC 定例ミーティング東公民館
JA1DKL
10/18(金)08:30古河市総合防災訓練総合公園

11/02(土)09:00文化祭公開運用総合公園野外運用
11/03(日)09:00東日本駅伝支援サティ前他
11/09(土)09:00総和町科学の祭典総和体育館
11/**(土)09:00古河市子供科学塾東公民館

12/**(土)1900クラブ忘年会


編集局より:前号で各位のQSL Cardの「思い」を掲載しようと「述べ」ましたが題材が集まらないので別の機会に。
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